『きみの友だち』(廣木隆一, 2008)


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映画『きみの友だち』(廣木隆一, 2008.07.26)を観ました.

「みんな」との関係よりも大切な友だちを願う若者達の姿を,
自分に重ねながら写真に記録して振り返る女性を描いた映画.
小説『きみの友だち』(重松清, 2005)が原作.
劇中写真はフォトグラファーの原田奈々による.

グループなんて入りたくない.軽くてヌルい関係が気持ち悪い.
友だちは多い方が楽しくていい.重い関係なんてまっぴら御免.
一見相反した態度ではあるが,両者共に寂しさに追われている.
自他と向き合う難しさを知った上でどうするかの,些細な違い.

写真を観ているとき,撮った本人は場所の記憶を同時に見ている.
匂いによる想起と同じくらい強烈で,複雑な気持ちが蘇ってくる.
非言語的な記録を残した分だけ,言葉を繕わずに生きられるのか.

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