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LEGOを使ったストップモーション映像制作について.
技法習得に伴う基礎知識を,ここで整理しておきます.
【用意したもの】
- 被写体(LEGOブロック)
- 電気スタンド(SDED6022WH)× 2
- 昼白色電球(LDA7NGZ40W)× 2
- 一眼レフカメラ(NIKON D3100)
- リモートコード(NIKON MC-DC2)
- 三脚(SLIK SPRINT PRO II)
- パソコン(MacBook Pro Retina 13-inch)
- 動画編集ソフト(Adobe Premire Pro CC 2014)
- クッキングシート
- 養生テープ
手元にあるこれだけの道具でどこまで出来るのでしょうか…
LEGOによるストップモーション映像は世界各地で作られていて,
その制作解説動画も多数存在するので参考にしたものをリスト化.
《LEGO公式》
- 動作 → LEGO® Movie Maker app: Animation Tips and Tricks
- 撮影 → LEGO® Movie Maker app: Camera Tips and Tricks
- 照明 → LEGO® Movie Maker app – Lighting Tips and Tricks
- 背景 → LEGO® Movie Maker app – Building Tips and Tricks
- 動作・照明 → How to Make a Lego Animation (BrickFilm) [HD]
- 撮影 → Brickfilming DSLR Camera Tutorial
- 編集 → How to Edit a Lego Animation (Brickfilm)
《MICHAELHICKOXFilms》この方の映像はシンプルで丁寧!
- 動作・照明・編集 → Frequently Asked Questions
Adobe Premire Pro CCを用いた編集の基本は
本家のチュートリアルページがおすすめです.
これらを基にして必要な手順をまとめます.
今回は音声素材を使わない場合の方法です.
【動作】について
- 養生テープを使って,基礎板をテーブルに固定する.
- 意図しない動きを極力避けるように細心の注意を払う.
変化しない部分があるからこそ,一つの動作が際立つ. - 運動と静止の間の動きのグラデーションに注意を払う.
静止に近づくほどゆっくりになる動きを,写真で刻む.
【撮影】について
- カメラを三脚に固定した上で,必要なら三脚も固定する.
- 設定は全てマニュアルで固定し,手ぶれ補正も解除する.
- フリッカーを防ぐためISO感度の自動制御をOFFにする.
- 撮影する目的に合わせて露出と被写界深度の調整を行う.
- リモートコードを使ってぶれないように撮影する.
パソコンから遠隔操作できるのが一番いいのかな.
【照明】について
- フリッカーが起きないよう服装などに注意する.
- 部屋のカーテンを閉めて,外界からの光を遮る.
- 室内照明も消して,光源をスタンドのみにする.
- 演出上,影のできる向きに注意して光源を配置.
- 必要に応じてクッキングシートを利用し拡散光にする.
【編集】について
- 撮影した写真を,使用する順番に名称変更してフォルダにまとめる.
合成を行う写真も,ベースになる関連付けた名称にしておく. - Adobe Premire Pro CCで新規プロジェクトを開始.
- 画面左下「メディアプラウザー」タブからフォルダを選び,
右クリックしたのち読み込む.(これはリンク扱いになる) - 画面左上「プロジェクト」タブからフォルダをダブルクリックして開く.
- フォルダ内の写真をソートし,デュレーションを変更する.
10[fps]なら0;03に,15[fps]なら0;02にすること. - 画面右下「シーケンス」へ,全選択した写真をドラッグ&ドロップする.
- シーケンス内でデュレーションの微調整を加える.
- 画面右上「プログラム」で,アニメーションを確認する.
- 書き出す際の形式は互換性の高いH.264とする.
これから実際に撮影を繰り返して動作パターンを増やし,
撮影技術の課題を洗い出しながら,微調整していきます.