『君の顔が好きだ』(斉藤和義, 1994)


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斉藤和義の『君の顔が好きだ』で唄われているフレーズには,
問「人間は外見か中身か」に対する解の一つが感じられます.

公式音源が見つからないのでここでは中継を控えますが,
歌詞の一部を引用して,僕なりの解釈をメモしてみます.


君の顔が好きだ 君の髪が好きだ
性格なんてものは僕の頭で
勝手に作りあげればいい

人間の外側からはっきりと確認できるのは「外見」以外にはなくて,
どれだけ「中身」を理解したつもりになっても,つもりでしかない.

言葉はいつも遠回り空回り
風に乗って消えちまう
形あるものを僕は信じる

人間が生きてる限り,時間とともに「中身」は必ず成長して変化する.
それを理解した上で,柔軟に「中身」を捉えて接していけるかどうか.

人間が生きてる限り,時間とともに「外見」も必ず成長して変化する.
化粧や整形をするのはいいけれど,それが仮面になっては意味がない.


だから,問「人間は外見か中身か」に対して解「どっちも」.
解になってない気もしますが,分けて考えること自体が危険.

その人が生きてきた証としての「中身」と「外見」を勝手に理想化せず,
繰り返し肯定していくことが,好きという言葉の意味なのだと思います.
ミドリカワ書房の『顔2005』『心』とあわせて聴くと,なお良いです.

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