“Nine Lives”(Rodrigo García, 2005)


Warning: Use of undefined constant user_level - assumed 'user_level' (this will throw an Error in a future version of PHP) in /home/rhapsodia/www/weblog/wp-content/plugins/ultimate-google-analytics/ultimate_ga.php on line 524

映画“Nine Lives”(Rodrigo García, 2005.10.14)を観ました.

葛藤を抱える九人の女性の物語を,それぞれワンカットで描いた映画.
周りに人がいても落ち着けず,全身が反射的に動くような演技が見所.

“Things You Can See Just by Looking at Her”(Rodrigo García, 2000)
に比べるとエピソードが動的で,感情の昂りに焦点が当てられている.
邦題「美しい人」は,彼女たちを外から見たときにこそ言える言葉だ.
内から見たときには極度の緊張で息も詰まるような瞬間が続いている.

日常には楽しいことと辛いことが共存しているから,
忘れるにしても思い出すにしても,痛みが必ず伴う.
そのままじゃどうにもならないから,上書きしてみるけれど消せない.
そうやって記憶の忘却と想起を繰り返し,大切にしている人は美しい.

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です